今回の記事ではカヤックやボートで使用する
【アンカー】について解説していきたいと思います。
どんな種類があってどんな時に使うのかを見ていきましょう!
それではどうぞ!
アンカー
みなさんアンカーという言葉聞いた事がありますか?
馴染み深い呼び方だと船のイカリの事ですね。
船などで主に使用するイカリはフォールディングアンカーと言い海底に落として船をそのポイントで完全に停めておく目的に使用します。
カヤックやミニボートでもフォールディングアンカーを使用する事があります。
またフォールディングアンカーの他にパラシュートアンカー(シーアンカー)と言う物もあり、それぞれについて解説していきましょう。
フォールディングアンカー
フォールディングアンカーはいわゆる船のイカリとしてよく見る様な構造のアンカーです。
海に沈めて海底の岩や砂地に引っ掛けて船をその場に停留させる働きをします。
一般的に釣りで使用するカヤックの全長がおおよそ11〜14ft(3.5〜5m)程度だと思いますが、上記の長さだとおおそよ1.5kg前後の物を使用しましょう。
潮回りが良く回遊してくる魚など狙う場合やカワハギなどの魚種を狙う時に使用する機会が多くなります。
パラシュートアンカー(シーアンカー)
続いてはパラシュートアンカーについてです。
きっとボートなどによく乗る方は見た事があるかと思いますが、
円錐の形をしていてターポリンという生地が使用されている事が多いアンカーです。
フォールディングアンカーと異なりその場に停留する事が目的のアンカーではなく、水の抵抗を利用して流される速度を低下させるアンカーとなっております。
主に船を流しながら行う釣りのティップランやタイラバを行う時に使用する事が多いです。
また船に取り付ける位置で自分の向きを変える事が出来ます。
バウ(船首)側に取り付けて使用すると風上側に向き、スターン(船尾)側に取り付けると風下に向いて釣りを行なう事が出来ます。
釣り方に合わせて取り付け位置を変えてみましょう。
アンカートロリーシステム
前項でお伝えしたバウ、スターン側どちらに取り付けるかで船の向きを一定にしながら釣りを行えるとお伝えしましたが、
基本的にカヤックやボートに乗り海に出た状態では手が届かず向きを変えられません。
なので取り付ける位置を変えたい場合は、一度帰港しなければバウ→スターン、スターン→バウへと位置を変えられません。
そんな時間はもったいないですよね。
何とか海上で取り付け位置を変えられる方法はないかと誰もが思うと思います。
そんな海上でもアンカーの取り付け位置を変えられるシステムがありまして、
【アンカートロリーシステム】
というシステムを艤装しておくとバウ→スターン、スターン→バウと海上で変えられる様になります。
艤装
私のカヤックもトロリーシステムが使える様に艤装してあります。
写真を見ながら解説していきます。
このように船の横にロープを取り付けております。
これがアンカートロリーシステムとなっております。
このリングにシーアンカーを取り付けておき、ロープを前後させる事で取り付け位置を擬似的に変更させるというシステムです。
バウ、スターンに滑車を取り付けておく事でロープををスムーズに動かす事が出来るようになっております。
まず、バウ側とスターン側それぞれにアイレッツを取り付けます。
そこにカラビナと滑車を取り付けて、ロープを通しリングで結べば完成です。
ロープを引っ張って前後させればシーアンカーを取り付けたリングを前後に移動させることができます。
とても簡単ですよね。
一つ注意点はあまりロープを張り過ぎると船上にロープが乗っかってしまうので
張り過ぎず、緩過ぎずの状態を保った状態でリングへと結びましょう。
これで艤装の完成です。
まとめ
ポイント
・アンカーは2種類あるから自分の釣りたい魚種に合わせて使い分けよう!
・シーアンカーは基本的に海上に出ると取り付け位置を変更出来ないよ!
・海上でシーアンカーの取り付け位置を変えたい時はアンカートロリーシステムを艤装してみよう!
終わりに
カヤック、ボートで使用するアンカーについて解説しました。
アンカーを使用し、カヤックやボートの流される速度を抑制したり、
その場に停留させたりと少しでもストレスを軽減させながら釣りを行えると良いですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。